海外レポート
セネガルの母子保健事情―青年海外協力隊の活動を通して感じたこと
横井 万貴子
1
1松が丘助産院
pp.896-902
発行日 2009年10月25日
Published Date 2009/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101528
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はじめに
私は青年海外協力隊助産師隊員としてセネガル共和国に派遣され,2007年1月~2009年1月の2年間,現地での活動を行なってきた。
青年海外協力隊は日本のODA事業の1つであり,物質的・金銭的な援助ではなく,途上国の住民と一体となって活動することにより,現地で暮らす者が技術や知識を身につけることをめざす「人づくり」を中心とした協力を行なっている。
私は約7年間勤務した総合病院を退職し,協力隊に参加した。日本で約70日間の訓練を行なったのち現地に出発し,首都ダカールにて現地語であるウォロフ語の語学訓練を約1か月間受けて,任地の村へ派遣された。本稿では,セネガルの母子保健事情と2年間の活動を通して感じたことをご紹介したい。
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