特別寄稿
「助産所業務ガイドライン」改定の経緯とポイント
市川 香織
1
1社団法人日本助産師会
pp.790-793
発行日 2009年9月25日
Published Date 2009/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101510
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「助産所業務ガイドライン」は,助産所における助産師が行なうべき標準的な業務の目安となる指針である。分娩を取り扱う助産師がこのガイドラインにもとづいて業務を行なうよう,日本助産師会は推進を図っている。このガイドラインは,開業助産師はもちろんのこと,院内助産を行なう施設の助産師にも活用されている。
そもそもこのガイドラインは,2001(平成13)~2002(平成14)年度厚生労働科学研究(子ども家庭総合研究事業)「助産所における安全で快適な妊娠・出産環境の確保に関する研究」(主任研究者:青野敏博)において,「助産所における分娩の適応リスト及び正常分娩急変時のガイドライン」として報告された。日本助産師会がそれらを「助産所業務ガイドライン」1)として2004(平成16)年度総会で採択してから,丸4年が経過した。
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