特集 分娩監視装置をどう使っていますか?
胎児心拍測定法が異なると助産師の行為はどのように変化するか
島田 真理恵
1
1東京都立保健科学大学
pp.921-925
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100984
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はじめに
看護において,モニタリングは重要機能とされている。助産師は分娩中,産婦だけではなく,直接的な観察が不可能である胎児に対するモニタリングを行なう。
胎児心拍は,胎児モニタリングにおいて最重要情報であり,胎児心拍測定法は,トラウベ,ドップラーによる間欠的聴診法と分娩監視装置を用いる持続的測定法に大別される。現在の病産院では,持続的測定法が主流であり,分娩監視装置は,助産師が安全な分娩介助を行なうためには,欠くことのできない機器であると言える。
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