特別寄稿
BFHを取得するにあたっての私たちの取り組み
金澤 紀子
1
,
胡桃澤 広美
1
,
豊田 祐好
1
,
後藤 理恵
1
,
伊藤 智佳子
1
,
辻 晶子
1
,
大久保 洋子
1
,
坂部 和子
1
,
関 和男
2
,
高橋 恒男
3
1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター母子医療センター
2横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター母子医療センター新生児科
3横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター母子医療センター産科
pp.56-61
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100650
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はじめに
近年母乳育児への関心は大変高くなっているが,母乳育児を推進していくにはどうしたらよいか,どこから始めていけばよいのかを迷っている施設が多いと思う。当院は2003年8月にWHO(世界保健機関)とユニセフ(国連児童基金)が共同勧告した「母乳育児を成功させるための10か条」を推進する産科施設,BFH(赤ちゃんにやさしい病院)に大学医学部附属病院として日本で初めて認定された。認定を受けるまでには,スタッフ間や産科医師・新生児科医師との話し合いや,実際にケアを受ける妊産褥婦との思いの違いなど,さまざまな壁と直面することもあった。そこで今後母乳育児を推進していき,BFHを目指す施設の参考に,認定を受けるまでの取り組みやその実際を紹介したい。
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