連載 BFH認定をめざして チームで支える母乳育児・7
施設がBFHを取得するうえで困難だったこと―何ができて,何ができなかったか
佐藤 梅子
1
,
佐々木 広子
1
,
豊島 紀代子
1
1国家公務員共済組合連合会東北公済病院周産期センター
pp.912-921
発行日 2009年10月25日
Published Date 2009/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101530
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はじめに
東北公済病院周産期センター(以下,当院)は2005年にBFH(Baby Friendly Hospital:赤ちゃんにやさしい病院)の認定を受け,今年3年目報告の年を迎えている。BFH認定をめざし,2001年から「母乳育児成功のための10か条」を取り入れて活動を開始して,妊娠期→分娩期→産褥期→離乳完了(卒乳)までのケアの見直しを徐々に進めていった。本稿では,BFH認定までの経過と,当院において達成が難しかった点をどのように克服し,継続してきたか,そして,さらにそれらを発展させる取り組みや,BFHI(BFH Initiative:BFH推進)運動としての取り組みについて紹介したい。
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