特集 助産診断名の開発(Ⅰ)
横浜市愛児センターの「助産診断」への取り組み
伊藤 智佳子
1,2
,
品川 純子
1,2
,
芹沢 真実
1
,
濱嵜 真由美
1
,
丸山 由美
2
,
深谷 明美
2
,
川上 幸子
2
,
大久保 洋子
2
,
山本 光子
2
,
川合 淑子
2
,
末原 由紀子
2
,
菅沼 聡子
2
,
住田 亮子
2
1横浜市愛児センター看護科教育委員会
2横浜市愛児センター看護科
pp.670-681
発行日 1999年8月25日
Published Date 1999/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902224
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はじめに
横浜市愛児センターは産科単科の公立病院である。看護科スタッフは助産婦33名・看護婦3名・看護助手1名の計37名である。助産婦外来,自然分娩の実践とWHO・ユニセフが推奨している「母乳育児を成功させるための10力条」をもとに母乳育児を推進している。
私たちは,助産婦の専門性を発揮するために主体的に業務に取り組み,施設内助産院の確立を目指している。しかし看護の質を評価するための十分な記録が残っておらず,平成10年度の看護科教育委員会の活動目標として「看護記録の充実」をあげた。そして,その手がかりとして関心の高まっていた助産診断に取り組むことにし,看護科スタッフ全員が助産診断について共通理解するために院外講師を招いて勉強会を開催し,有効な結果を得ることができた。
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