報告記
第6回International Neurotrauma Symposiumに参加して
長尾 省吾
1
1香川医科大学脳神経外科
pp.233-234
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436902353
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第6回国際神経外傷シンポジウム(INTS)が2002年10月27日から11月2日にかけてフロリダ,タンパのSaddlelbrook Resortで33カ国から758名が参加して開催された.神経外傷の領域ではWFNSのICRANと本会が国際学会として知られており,ICRANでは主に神経外傷の臨床面を,本会では基礎的研究を討論する場となっている.本会の第1回は日本で開催され,2〜3年間隔で開かれる本会はこの領域の基礎研究者にとっては,愛着のある会で,日本神経外傷学会も委員を送っている.
今回の会長はDAIで有名なGenarelli教授,組織委員はフロリダ大学のAnderson教授,マイアミ大学のDietrich教授らであった.成田からアトランタまで12時間,アトランタからタンパへ約1時間で南国フロリダ,タンパに着く.会場のSaddlebrook Resortはタンパ空港から車で約40分でアーノルドパーマ設計のゴルフ場やプール,テニス場そのほか避寒を楽しむ遊技場,レストランおよびペンション風の宿泊施設が緑に囲まれた閑静なコミュニティを形成し,その中央に学会場があり,申し分ない環境であった.ただ,室内は快適なクーラーが効いているが,一歩外に出ると強烈な南国の太陽で汗ばむ暑さで,すぐ木陰に駆け込む仕末であった.
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