活動報告
COVID-19にり患した外国人家族への入院等療養支援に関する事例報告
山田 千春
1
,
田辺 歩
1
,
堀 成美
,
二宮 博文
1
,
太田 留奈
1
,
松本 加代
1
1港区みなと保健所
pp.396-400
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201872
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港区の社会的・地理的背景
東京都港区の人口25万9036人のうち外国人の人口は1万8718人と総人口の7.2%を占めており(2021〔令和3〕年1月1現在)、その国籍は130カ国以上にも及ぶ。また、港区に所在する大使館・領事館は86カ所(2020〔令和2〕年12月現在)と全国1位であり、多くの外資系企業やインターナショナルスクールが区内に集積している。
港区みなと保健所(以下、保健所)は、このような社会的かつ地理的な背景を持つ地域を管轄しているため、2020年の新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)流行当初より、さまざまな国籍の外国人へのCOVID-19対応を行ってきた(2021年4月1日〜9月30日における「港区で対応したCOVID-19陽性者の割合」および「外国人陽性者の内訳」を図1、2に示す)。
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