特集 地域医療再生計画を検証する
【事例】
岩手県―深刻な医師不足解消に向けて
遠藤 秀彦
1
1岩手県立釜石病院
キーワード:
地域医療再生計画
,
医師不足
,
院内助産システム
,
地域医療情報ネットワーク
,
地域住民活動
Keyword:
地域医療再生計画
,
医師不足
,
院内助産システム
,
地域医療情報ネットワーク
,
地域住民活動
pp.528-533
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101999
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本特別企画の原稿依頼を受け3月に入って少しずつ書き始めていたが,3月11日14時46分大地震,大津波が東北太平洋沿岸地区を襲い甚大な被害をもたらし,当釜石地区でも海岸線から市街地は壊滅的な被害を被り,以来筆は完全にストップしていた.1か月経過し少しだけ余裕が出てきたのと原稿を引き受けた責任から,被災前に記載していた内容に震災の影響を書き加えて報告する.
「地域医療再生計画」は救急医療の確保,地域の医師確保など地域医療の課題を解決し地域医療を再生させるために各県2か所の2次医療圏が選定されたが,岩手県では盛岡医療圏と当釜石医療圏が選ばれた.ここでは岩手県の状況,特に釜石医療圏について述べる.
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