連載 統括保健師の日々・27
—鹿児島県の場合①—分散配置・業務分担による課題—保健所が市町保健師と企画した保健師人材育成の取り組み
川﨑 誉代
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1鹿児島県くらし保健福祉部子ども家庭課
pp.803
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201021
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はじめまして,鹿児島県の川﨑です。2018(平成30)年4月から鹿児島県くらし保健福祉部子ども家庭課に勤務しています。鹿児島県(以下,当県)では,本庁内の統括保健師は主管課である保健医療福祉課の技術補佐が担っております。統括保健師でもない筆者がなぜ,この「統括保健師の日々」に寄稿したかと言いますと,筆者が統括保健師をしていた前任地(鹿屋保健所)での取り組みを紹介したかったからです。
まずは,当県保健師の現状を紹介します。2018年4月現在の県保健師数は132人で,県庁内には職員の健康管理部門の配置も含め6課1センターに22人,13保健所に93人,精神保健福祉センター等の7機関に17人が配属されています。県の保健師数は,減少傾向にありましたが,2009(平成21)年に保健師の新規採用が再開されてからは人数も微増,この数年は130人前後で推移しています。
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