連載 ニュースウォーク・244
地域に「社会貢献医」も出番待ち—医療危機のキーパーソンか
白井 正夫
pp.806-807
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201023
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朝刊を開いて飛び込んできたのは『サイレント・ブレス』(南杏子,幻冬舎)緊急文庫化の大きな広告だった。ああ,早まったか。3週間前の6月21日,東京駅周辺の書店を駆け回り,1600円+税でゲットしたばかりなのに文庫本は税抜き650円。差額の千円札がちらついた。
著者は現役の医師。都心にある大学病院から郊外の在宅医療専門の訪問クリニックへ“左遷”された女医が,死んでいく患者と紡いだ6話をミステリー仕立てで描いた。NHK「ラジオ深夜便」で著者がインタビューに応じ,感動の輪が広がったと新聞広告にあった。
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