連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・47
「地域の実情に適した」活動をデザインする―2016年度の日本看護協会事業
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.433
発行日 2017年5月10日
Published Date 2017/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200693
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2016(平成28)年度に日本看護協会で取り組んできた活動についてそれぞれ報告書をまとめましたので,ご活用いただければと思い,紹介します。
「市町村統括保健師人材育成プログラム(カスタムメイドタイプ)」は統括保健師の配置状況を踏まえるなど,実情や受講者のニーズに合わせて実施できる柔軟性をもたせたプログラムです。市区町村での統括保健師の配置状況は,都道府県単位でみるとバラツキが出始めています。「配置の推進を主たる目的とする場合」,あるいは「配置率の高い県が統括保健師ネットワークを重視する場合」,または「次世代に続く次期統括保健師の育成が目的になる場合」など,今後は研修のニーズも多様化していくと考えます。そのことから,2014〜2015(平成26〜27)年度に実施した研修の経験を踏まえて,「コアの項目」と「柔軟に対応可能な項目」を整理し,目的と企画者の事情でカスタマイズできるものにしました。報告書は,「効果的に進めるためのポイント」など,「企画の手引き」としてもお使いいただけるように編集しました。
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