調査と報告
医師・看護婦不足と病棟閉鎖の実情—日本病院協会
河北 恵文
pp.104-106
発行日 1973年8月1日
Published Date 1973/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205090
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本年正月の初の日本病院協会理事会で,神崎会長が本年は看護婦対策を最重点に取り上げねばならない情勢にあるとのあいさつがあり,また,どこの院長と話しても,話題に出るのは看護婦確保の問題である.2月13日の日病の理事会で,病院の職員,ことに看護婦不足状況とそのための病床閉鎖の全国の実態調査を行なうことを議題に上呈したところ,地方の理事者より,看護婦よりも医師の不足が地方においては慢性化し,そのために診療科の閉鎖がかなりみられるので,その調査も同時に行なうようにとの希望があり,今回の調査となった.
調査方法は,会員940病院に職員部門別不足状況と,病床および診療科の閉鎖状況の回答を求めた.
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