連載 統括保健師の日々・10
―多治見市の場合②―進みゆく統括保健師
高木 裕美
1
1多治見市市民健康部保健センター
pp.879
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200548
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今年の4月より,所属部署内での統括保健師の位置づけが明確になったことや,健康づくりを推進する担当グループに配置されたことで,多治見市(以下,当市)の健康づくり計画「たじみ健康ハッピープラン第2次」と,地区担当制による保健活動を,連動して推進しやすくなりました。また,保健師業務全体を見ることができ,成人保健・母子保健で必要な予防活動やハイリスクアプローチについても,仕組みづくりの見直しや,地域とつながる活動となるよう助言や相談ができる体制にもなってきました。
当市は,住民と協働した健康なまちづくりを地域の特徴に合わせて進めていく方法をとっているため,各地区の保健師は苦労をしていますが,その過程での動きや地域住民とのつながりは,健康について一緒に考えてもらう住民を増やすためにも,本来の保健師の活動のための力量形成のためにも,貴重な活動となっていると考えます。
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