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市民力を生かした健康づくり―健康ポイント事業と,ノルディックウォーキング・ポールウォーキングを取り入れた運動教室を通して/みんなで歩いて,健康寿命を伸ばそう!―志木市によるノルディックウォーキング・ポールウォーキング事業の取り組み
清水 裕子
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1志木市健康福祉部健康政策課
pp.787-789,852-859
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200544
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はじめに
志木市(以下,本市)は,健康増進計画にあたる「いろは健康21プラン(第3期)」の推進事業の1つとして「ノルディックウォーキング・ポールウォーキング」(以下,NW・PW)を取り入れている。2015(平成27)年度に第1回,2016(平成28)年度に第2回のNW・PW全国大会を開催し,多くの団体,市民の協力のもと,年々参加者も増えている。今回,5年間の計画の中間評価にあたり,これらの事業の効果検証をするため,東京医療保健大学の山下和彦先生監修のもと,「健康寿命のばしマッスルプロジェクト」(以下,マッスルプロジェクト)を展開している。
マッスルプロジェクトは2つの事業からなり,1つは「いろは健康ポイント事業」(以下,健康ポイント事業)で,もう1つは「健康になりまっする教室」(以下,運動教室)である。
本稿ではその2つの事業について,とくに運動教室についてはNW・PWを中心に紹介する。
埼玉県志木市は,健康増進計画「いろは健康21プラン(第3期)」において,ノルディックウォーキング・ポールウォーキングを推進し,全国大会を開催。運動教室にもノルディックウォーキング・ポールウォーキングを取り入れ,参加者の身体機能の変化や医療費削減などの効果をもたらしている。運動など健康増進につながる行動をした場合に健康ポイントを付与する「いろは健康ポイント事業」と併せて紹介する。
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