連載 ニュースウォーク・215
「こども食堂」が小さな救いの手
白井 正夫
pp.250-251
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200402
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わが家の食卓(老夫婦だが)の話題が脱脂粉乳に移ったのは,米飯に牛乳は似合わないという理由で学校給食から牛乳をやめたまちがあるという話からだった。確か昨年夏のことだった。
新潟市の小学校1年生で戦後が始まった身には,学校給食のアルミ椀1杯の脱脂粉乳(ミルク)は「おいしかった」という記憶しかない。市資料によると,脱脂粉乳が飲めたのは,新潟で学校給食が始まった1947(昭和22)年,私が小学2,3年のころである。だから「学校給食=脱脂粉乳」が染みついている。
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