特集 地域包括ケアにおける外来看護の標準化 重症化予防の観点からのアウトカム集積に向けて
PART1 システム化・標準化の先進事例
—【インタビュー】—札幌市手稲区の看護連携における当院の役割
赤澤 淑恵
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1札幌秀友会病院 総合相談あい・ふらっと
pp.586-587
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202429
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札幌市手稲区(人口約14万人)に所在する札幌秀友会病院(以下,当院:表)は,1988年に開院し,急性期医療から在宅医療までを提供しています。一次脳卒中センター認定を持ち,脳神経外科病院として脳卒中や脊椎・脊髄疾患の救急医療,手術・入院治療を担うとともに,包括的なケアの実現を目指し,回復期リハビリテーション,地域包括ケアの各病床を設置し,札幌市の委託事業として地域包括支援センターなど,在宅サービスとして訪問診療,訪問看護,訪問リハビリテーションなどを運営しています。手稲区は各病院機能のバランスが取れており,超急性期の機能として手稲渓仁会病院(p.578),一般急性期の機能は当院が外科系,そして内科系を担う病院がもう1つあり,療養型病院も複数あり,医療連携がしやすい状況にあります。近隣施設の看護部長が連携し,手稲渓仁会病院が2015年から運営する地域看護連携会「ナースっくる」という場によって,地域の看護連携も推進されています。
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