BOOKS
『患者の目線―医療関係者が患者・家族になってわかったこと』―「なっとくのケア」を探索する手立てが得られる
村嶋 幸代
1
1大分県立看護科学大学
pp.1109
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200063
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“目から鱗”がたくさん詰まった本である。執筆者20人は,かなり名前の通った医療関係者,もしくは看護・介護・福祉に関わる研究者や編集者・行政職である。その人たちが,実名で,「自分・家族の医療体験」を書いているのだから,とても説得力がある。面白く,思わず「なっとく」してしまうエピソードや教訓があふれている。
個々の体験談の後には,毎回,編者の村上紀美子氏による「この経験から学ぶ」が付いている。温かく,かつ,的確にポイントが解説されており,学ぶべきことが多い。
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