連載 もう一度学ぶ状況設定問題・9
精神保健―ひきこもりの知識とケース対応
池田 佐知子
1
,
荒木田 美香子
2
1前国際医療福祉大学福岡看護学部
2国際医療福祉大学小田原保健医療学部
pp.817-820
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102521
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設問
17歳の男子。両親と中学生の妹と祖母との5人暮らし。母親がA町の保健センターの窓口に来所し,保健師に相談があった。「中学を卒業して公立高校に通っていたが,2年に進級したころから,『学校で悪口を言われるし,つまらない』と言い,不登校となった。すでに半年間登校せず,外出は夜中にときどきコンビニに出かけるようだが,昼間はまったくない。友人から精神科へ受診したほうがよいと言われているが,父親と祖母が精神科受診を反対している。これからどうしたらよいのかわからない」と疲れ果てた様子で話した。
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