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地域精神保健活動における「ひきこもり」支援―ガイドラインおよび「ひきこもり」の全国調査結果から
植田 紀美子
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1厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神保健福祉課
pp.773-776
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101011
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近年,社会的関心が高まっている「ひきこもり」に関して,精神保健福祉センターや保健所等の地域の相談機関向けのガイドライン(最終版)(以下,ガイドライン)が厚生労働科学研究事業「地域精神保健活動における介入のあり方に関する研究」(主任研究者:国立精神・神経センター精神保健研究所/伊藤順一郎部長)の研究成果として今年7月28日に公表されました.厚生労働省はこれを受け,同日付で各都道府県・指定都市等に対し,ガイドラインを業務参考資料として配付するとともに,関係機関と連携し相談活動の充実を図るよう通知しました(平成15年7月28日付け障精発第0728001号精神保健福祉課長通知).
公衆衛生活動において,地域精神保健推進の観点より「ひきこもり」対策は重要であることから,本稿では,精神保健福祉センター・保健所を対象にした「ひきこもり」の全国調査結果についてご紹介します.
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