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国際的な保健師ネットワーク構築の意義―日本看護協会の取り組み/公衆衛生看護の国際的連携に向けて―第3回国際公衆衛生看護会議がアイルランド・ゴールウェイで開催
村中 峯子
1
,
中板 育美
2
1公益社団法人日本看護協会健康政策部
2公益社団法人日本看護協会
pp.955-957,1004-1008
発行日 2013年12月10日
Published Date 2013/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102299
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はじめに
日本看護協会では,2013年7月,事務局組織を改編し,事業局健康政策部に「保健師課」を設けた。国際的な保健師ネットワークの構築については,中板育美常任理事を担当理事とし,本会内国際部との連携のもと,健康政策部(保健師課)が事務局を所掌している。
日本看護協会は,これまでも積極的に国際的な保健師ネットワークの構築に取り組んできた(表)。その目的や意義を,本年8月にアイルランドで開催された第3回国際公衆衛生看護会議の結果を踏まえて概観する。
日本看護協会(会員約67万人:以下,JNA)は,国際看護師協会(以下,ICN)のネットワークに,新たに国際的な保健師ネットワークを設立することをめざして,各国に呼びかけ,ICN2009年南アフリカ大会,2011年マルタ大会で保健師のネットワーク化のためのセッションを開催してきた。さらに昨2012年8月27~29日には,東京と仙台で「国際保健師ネットワークPre Conference」を開催(本誌2013年1月号参照)し,本2013年5月に開催されたICNのメルボルン大会でも,ネットワーク設立賛同国関係者らと意見交換をするなど,積極的に取り組んできた。
このたび,第3回国際公衆衛生看護会議が2013年8月25~27日の3日間,アイルランドのゴールウェイ大学で開催されるにあたり,JNAから国際担当で保健師関連の担当である中板育美常任理事と健康政策部担当の筆者が参加した。
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