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「ピンシャン!元気」な前橋市をめざして―多職種協働・住民主体の介護予防/多職種と住民で支える地域の介護予防―「ピンシャン!元気」な前橋市の介護予防事業の展開
北原 絹代
1
,
石坂 初枝
1
,
大山 ひとみ
1
1前橋市介護高齢課
pp.567-569,610-614
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101650
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前橋市の紹介
前橋市(以下,本市)は群馬県の中央部よりやや南に位置(図1)し,東京から北西約100kmの地点にあります。総面積は311.64km2,最北部は赤城山の頂上(標高1828m),最南部は関東平野の一部(標高64m)という起伏に富んだ地形です。
1.17人あたり自家用車1台を所有している(2009年12月現在)全国有数の車社会です。人口は34万297人,65歳以上7万9397人(高齢化率23.3%)で,要介護認定率は16.5%です(2010年9月末現在)。
前橋市では介護予防の一環として,運動,口腔,栄養といった各種プログラムを組み合わせた通所型介護予防事業が行われている。プログラムを複合させることにより,自覚のなかった別の問題にも目を向けてもらえるなどの相乗効果が得られているという。「ピンシャン!元気体操」や「ピンシャン!元気塾」といった活動をとおして多職種が協働し,住民が主体となった地域づくりの継続を支援する環境も整えられてきている。
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