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NEWS DIGEST
pp.354-355
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101587
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
歯失うと認知症高リスクに高齢者調査,かむ力も重要
歯がほとんどなく入れ歯も使っていない高齢者が4年間で認知症になるリスクは,20本の歯がある人の1.9倍になるとの研究結果を,厚生労働省研究班が21日発表した。あまりかめない人のリスクは,何でもかめる人の1.5倍,かかりつけ歯科医院のない人は,ある人の1.4倍だった。
神奈川歯科大の山本龍生准教授は「歯を失う原因の多くは虫歯と歯周病で,知らない間に進行する。定期的に歯科で口のなかのチェックを受け,かむ力を保つために入れ歯を入れたほうがよい」と話している。山本准教授らは2003年,愛知県に住む65歳以上の健康な人4425人に歯の状態をアンケートしたうえで,その後4年のうちに認知症を発症したかどうか調べた。
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