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NEWS DIGEST
pp.536-537
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200196
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
「療養病床」
入院患者を削減へ
団塊世代が全員75歳以上になる2025年に向け,在宅重視の医療体制づくりを進める厚生労働省は,寝たきりの高齢者らが長期に療養している「療養病床」の入院患者を減らす方針を固めた。入院患者の割合が全国最多の県を全国標準レベルに減らすなど,地域ごとに具体的な削減目標を設定する。
厚労省のまとめでは,人口10万人あたりの療養病床の入院患者数(2011年)が最も多いのは,高知県の614人で,山口,熊本,鹿児島県と続き,西日本で多い傾向がある。最も少ないのは長野県の122人で,高知県はその約5倍になる。
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