PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場
「にこにこ☆元気」でまちづくり―八千代市の母子保健事業の展開/八千代市の子育てしやすいまちづくり―地域子育て支援センターと連携した母子保健事業の展開
石橋 雅子
1
1八千代市子ども部母子保健課
pp.89-91,134-138
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101533
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
八千代市の概況
八千代市は面積51.27km2,千葉県の北西部に位置し,都心から31km,千葉市中心部から13km,新東京国際空港から26kmに位置しています。千葉丘陵の田園と山林を背景とする恵まれた自然環境を残し,近郊農業も盛んに行われていますが,昭和40年代(1965年以降)からマンモス団地が造成され,人口の流入が始まりました。現在も1996(平成8)年に開通した東葉高速鉄道沿線を中心に人口は年々増加しており,2010(平成22)年8月31日現在で19万3162人,18歳未満人口が3万4726人,年間出生数は2009(平成21)年度で1838人,出生率9.7であり,千葉県では6番目に出生の多い市です(図1)。
千葉県八千代市では早期から子育て支援に力を入れてきました。もともと,母子保健と子育て支援施設は近い関係にありました。さらに,母子保健事業の再構築をめざして,2005年に民間保育園を含む子育て支援施設などで「4か月児赤ちゃん広場」が開始される一方,「八千代市次世代育成支援行動計画」が策定され,大きく「地域子育て支援ネットワーク事業」が展開されるようになりました。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.