--------------------
編集後記
杉之尾
,
長谷川
pp.280
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101359
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
●「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ」というのは,映画『踊る大捜査線』で下っ端の一刑事が会議室にいる幹部たちに放った名セリフでした。今年はその映画の第3作目が公開されるとのことで,このシリーズのファンである私は楽しみにしています。ところで,この「現場で」というのは,すべての仕事に共通する大事な視点だと思います。編集の場合で言えば,企画の種は私たちのいる会議室ではなく,読者の方がいる現場にあります。その意味で,お送りいただく投稿論文や読者カードには,現場でのさまざまな思いが反映されているわけで,大事に読ませていただいています。多数のご応募をお待ちしています。(杉之尾)
●昨年末の事業仕分けで,女性の健康支援対策事業委託費(約5億円)が「政策目的は重要だが事業内容が理解しがたい」「地方では県も市も民間企業でも類似事業を実施している」などを理由として「廃止」との評価を受けました。「県も市も」といえば,乳幼児をもつ母親やメタボ対策での中高年など,保健師は女性の健康を支援しつづけています。●「保健師の不養生」にならぬよう,仕事がしんどいなと感じたとき,巽論文のセルフケアの項目(p.200参照)をご覧ください。保健師が活躍しすぎて,事業仕分けメンバーが「ほら,5億円廃止の判断正しかったでしょ」とにんまりするのはあまり見たくありませんが。(長谷川)
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.