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藤井寺市における「認知症地域モデル」実践―N認知症になっても,Iいきいき暮らせるC町(City)って,Eええやん!/「NICE! 藤井寺」―藤井寺市における「認知症地域モデル」実践
増井 香名子
1
,
山本 佳美
1
,
前原 由幸
2
1藤井寺保健所企画調整課
2藤井寺市地域包括支援センター
pp.707-709,750-754
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101259
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高齢化に伴い「認知症」の人が増加していくなか,1人でも多くの人が「認知症」を正しく理解し,地域で支える仕組みづくりが大切になっています。認知症になってもいきいき暮らせる町をめざして,藤井寺市地域包括支援センター,藤井寺市社会福祉協議会,藤井寺市,藤井寺保健所が,「NICE! 藤井寺」を合言葉に,認知症の地域支援の取り組みを進めています。
国は,2005年からの10年間を「認知症を知り地域をつくる10か年」と位置づけ,「すべての町が認知症になっても安心して暮らせる地域となっている」という目標に向け,各種施策を実施している。このなかで2007年度に「認知症地域支援体制構築等推進事業」が創設された。
これを受け,大阪府では,府内3地域において府保健所を牽引役としたモデル事業を2007~2008年度に実施した。このうちの1つが藤井寺保健所,藤井寺市,藤井寺市社会福祉協議会ならびに地域包括支援センターの4機関による「地域で支えるサポート体制づくり」「認知症をキーワードにした地域づくり」を目標とした「NICE! 藤井寺」の取り組みであり,事業開始から2年間に地域支援体制構築のための種々の事業を展開してきた。
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