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住み慣れた地域でお産ができない状況を何とかしたい!―市立助産院を設立して周産期医療ネットワークを構築/市立助産院を核とする周産期医療ネットワーク
佐々木 貞子
1,2
1遠野市健康福祉部遠野健康福祉の里
2遠野市健康福祉部保健課
pp.977-979,1020-1025
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101096
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いま全国的に,産科医師不足を原因とする分娩施設の閉鎖が相次いでいる。妊婦は,妊婦健診を受けるために何時間もかけて病院に通わなければならず,健診を受けない飛び込み分娩も増加しているようだ。遠野市では,こうした状態を打開するための方策として,市立助産院を設立し,近隣市の周産期医療施設とのネットワークづくりを進めている。
遠野市は2007(平成19)年12月,保健福祉センターのなかに,公設公営の助産院「ねっと・ゆりかご」を開設し,モバイル遠隔妊婦健診を中心とした「お産を取り扱わない助産院」として,妊産婦のサポート活動をしています。
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