口絵
デラックス・助産院—落合よね助産院をたずねて
pp.2-4
発行日 1959年2月1日
Published Date 1959/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201614
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田園調布と云えば東京で一流の住宅街,ここに落合よね氏の助産院,ず真黒のクラウン・デラックスの自家用車がにとび込んで来る.「調布産院」の字にスゴイ!と思う.これを落合よね氏自身が運転迎えをはじめ買い出しに出かけられるとのことで,又びつくり.54才を取られた由,その勇気と熱心さにうたれた.資格を持つお嬢さん1の女中さん,これだけで,9床のベツトを持つ助産院をやつてのけ,に秋葉原の間屋まで買出しに出かけ,送り迎えも自分の「でというのーパーウーマンと云える活躍ぶりである.
入院患者のサービスとしては,やはり食事に重きをおき,工夫をしる.妊娠前期つわり期の食事には,赤いうめ,黄色の玉子,ほうれん内が用意され,見るからに食欲をそそられるものであつた.
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