特集 在宅ターミナル 逝く人の支援を考える
ターミナル期における難病支援―事例をもとに保健師の役割を考える
近藤 紀子
1
1日本赤十字武蔵野短期大学専攻科
pp.240-244
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100950
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近年,保健所保健師による難病療養者への支援が増えてきている。なかでも筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者への支援は増えており,ターミナル期の在宅療養支援には保健・医療・福祉の連携が求められる。保健師の役割としては,①療養者の身体的アセスメント,②療養環境の整備,③看護援助,④療養場所・治療方法の選択の支援,⑤個別ケア会議の開催,などがある。また,地域ケアシステムの強化に向けて,①地域資源の実態把握,②研修の企画・実施,などが求められる。
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