連載 現場で使える!健康教育ツールを開発しよう・1【新連載】
健康教育ツールの開発ステップを確認しよう
金子 典代
1,2
1名古屋市立大学大学院看護学研究科
2エイズ予防財団
pp.930-934
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100868
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健康教育は,対象者や行われる場所もテーマもさまざまですが,保健活動のなかで主要な位置づけを占めています。健康教育をプランニングする際には,対象者の健康問題の把握とニーズアセスメントを行い,目標の設定を行い,方法を決めることから始まります。そして,多くの場合は,プログラム内で伝えたい情報をより効果的に伝えるために,ポスターやパンフレットなどの「ツール」(注:媒体ともいう。本連載ではツールという言葉を用います)を活用していると思います。職場で用意されたツールを利用しているところもあると思いますが,パンフレットやポスターなどの教材の作成やデザインの考案に関わった経験をおもちの方も多いと思います。
しかしツールを作成するとき,どのような根拠で特定のツールを用いるのか,どういう判断基準や根拠で特定の情報をツールに盛り込むのかなどは,理論立てて説明するのは意外と難しいものです。
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