特集1 保健活動のためのコーチング入門 「どうせ言っても…」からの脱出法
コーチングは保健活動のスパイス
松本 承子
1
1荒川区保健所保健サービス課
pp.590-597
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100740
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当たった直感
「保健師をやるなら,このスキルを活かさない手はない…」「このスキルをマスターしたら,保健活動が楽しくなりそう」。
約3年前,あるメーリングリストで「コーチング」という言葉に初めて出会いました。ビジネスの分野で飛躍的な成果をあげているコミュニケーションスキルらしい…。それから間もなく,コーチングの導入による保健・医療・福祉の分野におけるさまざまな問題解決の可能性を追求するフォーラムに,参加する機会を得ました。冒頭の考えが浮かんだのはそのときです。自分の直感を信じ,すぐにコーチングの学習を始めました。その結果,コーチングは学習したことを現場に活かせるコミュニケーションスキルである,という手応えをつかむことができました。つまり直感は大当たりでした!
今回は,私がコーチングを保健活動でどのように活用してきたのかについて,ご紹介したいと思います。
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