特集 プレゼンテーション上手になろう
このプレゼンで上司は動く!―企画書作りを中心に
朽木 悦子
1
1大阪市健康福祉局高齢者施策部
pp.1058-1061
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100585
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プレゼンテーションって何?
「プレゼンテーションって何?」というベテラン保健師の声が聞こえてくるような気がしますが,企業の商品開発提案や,経営企画戦略会議を思わせるこの言葉が,いま,どうして保健師の業務に使われるのでしょうか。
プレゼンテーションとは,「人前で話をする」といった程度の意味に使われることもありますが,「正確な情報を必要な人に,必要なとき,適切なところで,適切な形で伝えること」とされています。
日本の社会でプレゼンテーションが注目されるようになったのはごく最近のことのようです。とくにビジネス社会で情報を伝達したり,説明したり説得したりする場面が増え,プレゼンテーション能力が仕事の成功・失敗を左右するほど大きな影響をもたらすことから,その重要性が強調されています。プレゼンテーションは相手に理解してもらい,納得してもらい,行動してもらうことを目的とした「説得」なのです。
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