特集 高齢者へのリハビリを見直そう もう「リハビリもどき」とは言わせない!
コラム:全国事例にみる―保健事業と介護予防をリンクさせるためのポイント
和泉 京子
1
1大阪府立看護大学看護学部
pp.856-857
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100567
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老人保健事業と介護予防事業
老人保健事業の「保健事業第4次計画」では,生活習慣病予防や寝たきり予防といった要介護状態の予防を通じ,「健康日本21」の目標でもある健康寿命の延伸を重点的な目標としている。要介護状態になることの予防対策の一環としては,「閉じこもり」や転倒予防に重点をおいた保健事業の実施が提言されている1)。
一方,「介護予防」を目的とする介護予防・生活支援事業(現在は,介護予防・地域支え合い事業)が2000(平成12)年度に創設され,市町村を実施主体として転倒・痴呆予防事業や生きがい活動支援通所事業などが行われている2)。
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