連載 アノネ,フクロウ所長様!? 所長と保健師紀久香のおとぼけメールボックス・15
干し柿とおはぎと,おばあちゃんと…
森埜 福朗
1
,
名園 紀久香
2
1飯野田保健所
2富丙市保健センター
pp.278-282
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100468
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3月といえども夜は冷えるなあ。おまけに今日は,有名レストランで豪華ディナーを食べたから,財布も寒くなっちゃった。でも,テレビで紹介されるレストランだけあって,減農薬栽培の野菜や天然の食材は,とろけるようにおいしかった。自然のパワーが身体に染みわたって,生命力を湧き起こしてくれるような気がしたものねえ。
でも~,それなのにィ,腹が立ったのは近くのテーブルにいた友達母娘(おやこ)! 20歳くらいのわが子が,ナイフとフォークをがちゃがちゃいわせても,全然たしなめないってどういうことお? 親が「子ども」になって,友達みたいに行動するのを愛情や理解と思っているのかな? せめて気持ち良く食事ができる最低限のマナーを,子どもに教えておくのが「親の愛」っつーもんじゃない?
ペチャペチャと口にものを入れたまま,父親の悪口で盛り上がっているし…。世の中のお父さんって,かわいそう~。食事のときに,人の悪口や不満タラタラの人の気が知れな~い。ヤダヤダ! 気分ワル~! なんか気分悪いから,フクロウ所長にメールしよっ! と。
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