特集 「行政経営」で保健現場はどう変わる? ニュー・パブリック・マネジメントの実際
―現場からみたNPM②―「劇団ダイコン一座」のマネジメント―その行政経営のセンスとムード
佐甲 隆
1
,
川口 恵子
1,2
1三重県松阪地方県民局保健福祉部
2(現)三重県津地方県民局保健福祉部
pp.222-229
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100457
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みなさん,ダイコン一座をご存じですか?
それは,芝居をとおして障害者や高齢者の理解を深め,地域住民の方々とともに考えていきながら,心のバリアフリーを進めることをめざしたボランティア劇団です。劇団員は10代から70代にわたり,障害者やその家族,大学生,主婦,会社員,公務員,施設職員,医師,市議会議員などさまざまな人が参加しています。
平成12年の初舞台以来,4年間で約40回の公演を続け,観客動員数7000名以上,のべ参加協力者・スタッフ数750名と,地域に根ざしたものになってきました。どうしてこのような活動が可能になったのか,そして行政は,どのようなセンスとムードでマネジメントを行ったのかをお話ししたいと思います。
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