第46回日本医療・病院管理学会学術総会―病院管理とNPM(ニュー・パブリック・マネジメント)

　本年1月より日本病院管理学会は，日本医療・病院管理学会へと名称を変更致しました。これにより，病院管理学を含む「医療管理学」の推進を図ることがいっそう明確になりました。

　この11月15日(土)・16日(日)に静岡県立大学で開催予定の第46回学術総会は，名称変更後初めての学術総会であり，テーマは「病院管理とNPM(ニュー・パブリック・マネジメント)」と題しました。NPMとは，民間企業の経営手法をできる限り公共部門にも取り入れようとする考え方で，指定管理者制度やPFI(Private Finance Initiative)などにより具体化されています。本学術総会では，「病院」管理学へのNPMの導入を，特に新・公共マネジメント技法を活用した公立病院制度改革に焦点をあてて議論することにより，より体系だった「医療」管理学への足がかりとしたいと考えています。