特集 「行政経営」で保健現場はどう変わる? ニュー・パブリック・マネジメントの実際
日本の行政は保健師が変える!―保健師活動とニュー・パブリック・マネジメント
伊関 友伸
1
1埼玉県立精神医療センター・埼玉県立精神保健福祉センター
pp.212-216
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100455
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納得できる仕事がしたい!
いま,行政職員が働く現場は,逆風にさらされた厳しい状況にある。財政危機から予算や職員の定数は絞り込まれ,職員1人あたりの仕事量は激増している。仕事の内容も,複雑で解決が困難な問題が多くなっている。その一方,「お役所仕事」に対する住民の目は厳しく,不信の目でみられることも多い。
多くの職員が疲れ,「果たして自分の行っている仕事は正しいのであろうか」と感じながら仕事をしている。「自分で納得できる仕事をしたい」「住民から信頼される仕事をしたい」というのは,建て前だけでなく,多くの公務員の本音であろう1)。
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