特集 国際化時代の保健活動を考える
在日外国人が日本の保健医療に期待すること
本誌編集部
pp.1030-1033
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100423
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在日外国人の方が抱える健康問題はどのようなことか。行政やNPOが行う保健医療に期待することは何か。フィリピン人とブラジル人のそれぞれ2名の方に語っていただいた。
在日フィリピン人に聞く,日本の保健医療への期待
――お名前と日本にいらした経緯をお願いします。
原 原レティシャです。長野県にあるUFC(United Filipino community:フィリピン人友の会)飯田支部の副会長をしています。私がフィリピンで大学2年生だったときに,夫が現地に観光で来ていました。そこで知り合って交際を始め,大学3年生のときに結婚を決意しました。日本に来てから18年経ちます。
横田 横田ジュリエッタです。原さんと同じで,UFC飯田支部の会長をしています。私は,東京の教会にフィリピンから聖歌隊として出向き,そのときに飯田の教会にも行ったのですが,バスのなかで夫と知り合いました。ビザが切れて一度フィリピンに帰りましたが,飯田の教会からも来てほしいという要請があり,結婚して飯田に住むことにしました。
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