特集 国際化への公衆衛生の対応
在日外国人に対する保健指導の在り方
稲田 正實
1
,
斉藤 幸男
1
,
藤崎 多美代
1
,
漆崎 育子
1
,
長谷川 喜美子
1
,
高野 和枝
1
INADA・Masami
1
,
SAITO・Yukio
1
,
FUJISAKI・Tamiyo
1
,
URUSHIZAKI・Yasuko
1
,
HASEGAWA・Kimiko
1
,
TAKANO・Kazue
1
1千葉市保健所
pp.313-316
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900090
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■はじめに
外国人の入国については,出入国管理法および,難民認定法に基づき管理が行われている.その中で,観光または就労を目的として日本に入国しようとする者については,特殊な技術・技能または専門的な知識を有する者に限り入国が認められており,いわゆる単純労働については,原則として受け入れない方針がとられている.
近年,日本と周辺アジア諸国との労働格差の拡大等を背景に,これら諸国から観光客を装って入国したうえ,出入国管理法および,難民認定法に違反して,単純労働に就労する外国人が増加している.
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