連載 全国いきいき事例ファイル・3
光る「住民自治」力―島根県江津市川平地区の健康づくり活動
大城 等
1
1浜田健康福祉センター
pp.788-790
発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101014
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地域の概況
島根県江津市川平町は,県西部石見地方の人口約26,000という小さな市の北端に位置し,中国地域最大の流域面積をもつ江の川に沿った,農業が主産業の中山間地にある.昭和45年には714人あった人口が徐々に減少し,現在は人口300人あまりで,65歳以上が5割を占める,市内で最も高齢化の進んだ地域である.1988年より「川平町健康づくり推進会」を中心に,住民自らが健康問題からまちづくりまで幅広い活動を企画し展開している.地区全体の活動とともに,地区内の4支部単位でも毎年健康目標を設定し,教室等独自の活動を行っている.
「川平町健康づくり推進会」活動の経緯
「川平町健康づくり推進会」は,自らの活動を3期に整理している(図1).
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