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地域と学校の協働で,若者に命の大切さを育む―北九州市小倉北区が取り組む「性教育」「薬物乱用防止教育」/小中高校生への性教育と薬物乱用防止教育―小学校区を単位とした学校と地域保健の協働
清田 啓子
1
,
田中 操
1
,
城戸 妙子
1
,
徳永 聖子
1
,
花田 紀子
1
1北九州市小倉北区役所生活支援課
pp.437-439,482-486
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100373
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若者を取り巻く「性」や「薬物」に関する問題は,近年,全国的に深刻化している。北九州市小倉北区は,「性教育」「薬物乱用防止教育」を推進し,若者の心の発達の基礎づくりに取り組んできた。地域と学校の協働が,若者の未来を導く!
北九州市は,九州の玄関口に位置する関門海峡を臨む都市です。人口99万2414人(2005年9月30日現在),高齢化率21.3%,15歳未満人口は13.4%と,全国の政令指定都市では最も少子高齢化が進んでいます。小倉北区は7つの区の1つで,江戸時代から細川氏,小笠原氏の城下町として栄え,北九州市の行政,経済,文化の中心的役割を担ってきた区です。人口17万8970人,高齢化率21.5%,15歳未満人口は12.2%となっています。
保健師は,小倉北区役所の生活支援課に14名(地域保健,健康づくり),保健福祉課に3名(精神保健福祉,母子福祉)おり,また,両課兼務の医師が1名います(2006年3月現在)。生活支援課の保健師は,住民が住みなれた地域で健康で生き生きと暮らせるようさまざまな関係機関と協力,連携しながら,母子,成人,高齢者,障害者の健康づくりを進めています。
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