特集 動きだした「介護予防」戦略の現在
委託式の地域包括支援センターと介護予防活動の現在―神奈川県秦野市の取り組み
石川 貴美子
1
1秦野市健康福祉部高齢福祉課在宅高齢者支援班
pp.912-919
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100336
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
秦野市は地域包括支援センターを委託で運営している。研修や評価など,委託先のマネジメントをどのように行っているのだろうか。介護予防事業と合わせて見ていく。
秦野市は神奈川県央の西部に位置しており,東京や横浜からは約1時間のところにあります。渋沢丘陵と西丹沢山塊に囲まれ,市内に点在する豊かな湧水群により『丹沢名水の里・秦野』としても大変親しまれております。
2005(平成17)年1月1日に市制施行50周年を迎えました。市制施行当時は5万人余りであった人口も,2006年6月現在では約16万8000人の中核都市となり,県央西部の広域拠点都市として発展しています。平均年齢は全国や県と比べるとやや若い都市ですが,今後数年のうちに団塊の世代が老年期に入ることから,急激な人口の高齢化が進むことが予測されています。秦野市の概要を表1に示します。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.