特集 動きだした「介護予防」戦略の現在
直営式の地域包括支援センターと介護予防活動の現在―福岡県北九州市の取り組み
清田 啓子
1
1北九州市小倉北区統括支援センター
pp.922-929
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100337
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北九州市は31か所の地域包括支援センターを直営で設置し,全センターに保健師を配置した。そのシステムの概要および,これまでの活動で見えてきたことを紹介する。
北九州市は九州の東北端に位置する,人口約100万人の政令指定都市です。その中心部にある小倉北区は,行政や商業の中核的施設のある都市的色彩の強いまちです。
官営八幡製鉄所とともに鉄の都として栄えてきた当市では,産業構造の変化で労働層の住民の流出が続きました。その結果,高齢化のスピードが速く,高齢化率は政令市トップの21.7%(2005年3月31日現在)です。
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