特集 動きだした「介護予防」戦略の現在
介護予防に関わる保健師の役割―変わりゆく制度・システムのなかでの活動を振り返って
高畑 郁代
1
1佐伯市中央地域包括支援センター
pp.907-911
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100335
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保健師に関わる医療制度やシステムは時代ごとに変化を遂げる。介護保険から介護予防へと大きな流れのなかに身を置いた著者の活動を通じて,保健師の役割を見ていく。
佐伯市の福祉サービスの状況
佐伯市は,2005年3月3日に1市8か町村が合併し,大分県の南部の太平洋側に位置する西日本一広い面積(903.38km2)の市です。
人口は減少が進み,高齢化が全国平均の10年先を行き,介護保険の認定率も19.25%と高くなっています。内訳は表1のとおりで,サービスの利用率は76.4%と,利用の予定がない方の申請も目立ちます。
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