PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場/私のまちづくり・17
まちの文化・歴史と手をつなごう―札幌市北区の「八十八選ウォーキング」から始まるヘルスプロモーション/まちの文化・歴史と手をつないだ健康なまちづくり
清水 光子
1,2
1札幌市西区保健福祉部保健福祉サービス課
2(前)札幌市北区保健福祉部地域保健課
pp.414-418,375377-418
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100162
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
行政と区民の協働型まちづくりを考えたとき,北区の文化や歴史が見直され,藍染めや農村歌舞伎の伝承とともに「北区・歴史と文化の八十八選」への区民の関心も高まっていた。そんな折,“皆でできる健康活動”を考える機会があり,もう一度八十八選を歩いてみたい,ほかの地域にも行ってみたいと,健康なまちづくりの一環としてのウォーキングを期待する意見が多く出された…。
札幌市北区は札幌市の北部に位置しており,平坦な地形で豊かな水辺空間と緑にかこまれた良好な居住環境を形成しています。人口は26万4000人,高齢化率は15.4%です(2003年4月現在)。市内でも早くから開拓の始まった地域で,歴史遺産や農村歌舞伎,藍染めなど古くから伝わる文化が残されています。1998年3月に「新北区ビジョン21」が策定されたことをきっかけに,「ともにとりくむ歴史と文化のまちづくり」をテーマとして,行政と住民が協働して特色あるまちづくりを展開しています。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.