特集 市町村と保健所 それぞれの事情 相互支援で保健活動を進めよう!
―座談会を受けて―市町村と保健所の望ましい関係をつくるコツ
⻆野 文彦
1
1滋賀県長浜研究所
pp.302-305
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100122
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市町村と保健所の関係は親子関係のようなものである。保健所が親で市町村が子。この組み合わせが全国の保健所と市町村の間に市町村の数だけある。この関係をわかりづらくしているのは,子が乳幼児期である親もいれば,子が思春期である親もいるし,子が成人して独立している親もいるにもかかわらず,法律がどの親子も同じステージにあるとしていることによる。
かつてはどこの市町村も乳児期であったが,現在では大きく差が広まってしまった。当然,それぞれの子が親に求めることは違っており,それに応じて親の子への関わり方も違ってくる。それぞれの親がそこのところをしっかりと判断していなくては,親子関係は破綻してしまう。
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