特集 市町村と保健所 それぞれの事情 相互支援で保健活動を進めよう!
―市町村と保健所・連携の実践例➀―市町村と保健所とで進める介護予防事業
前川 香織
1
,
川口 薫
2
,
肥合 博子
3
1熊本県玉名地域振興局(熊本県有明保健所)福祉課
2熊本県健康福祉部高齢者いきがい課老人保健班
3玉東町役場健康福祉課
pp.306-312
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100123
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事業の概要と保健所保健師が果たした役割
熊本県有明保健所は,熊本県北部に位置し,2市8町,人口17万5318人(2004年10月現在)を管轄しています。
当管内は,介護予防事業を開始した2002(平成14)年度も高齢化率25.3%(2002年10月現在),要介護認定率16.4%(2002年12月現在)と,全国や熊本県の平均よりともに高い状況でした。また,2003年度介護保険事業計画策定に向けた計画見直しの際,介護保険料の大幅な上昇が予想される市町が多く,効果的な介護予防事業を計画に盛り込むことが必要でした。
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