特集 現代の保健所論・2
[座談会]保健所と関係機関との協働
藤崎 淳一郎
1
,
伊藤 善信
2,3
,
細川 えみ子
4
,
岩室 紳也
5,6
1宮崎県延岡保健所
2前秋田県本荘由利健康センター
3現秋田中央保健所
4東京都荒川区保健所
5前神奈川県厚木保健福祉事務所
6現(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
pp.414-421
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100879
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
岩室(司会) 保健所に今,何が求められているのか.関係機関との協働,市町村等への支援という視点で考えた時に,保健所はどういう存在であるべきかといった議論は,今まで数多くなされてきましたが,保健所は地域保健法の狙いどおり,関係機関の期待に本当に応えているのでしょうか.
本日は「保健所と関係機関との協働」をテーマに,今保健所に何が求められているのか,関係機関の期待に応えられているのかどうか,応えられていないとしたら何が問題なのかについて,率直な意見交換ができればと思います.よく「マンパワーがあれば」,「予算があれば」という愚痴を耳にしますが,みなさんが保健所長として多くの制約を受ける中で,どのように期待される保健所機能を発揮し,地域住民のニーズに応えているのか,そして関係機関が求めている情報,課題解決についても,ご意見をいただければと思います.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.