特別記事
保健師学生に対する臨地実習指導の現状調査と大学・実習施設の協働に向けた課題
宮﨑 美砂子
1
,
柴田 則子
2
,
海法 澄子
3
,
浅野 純子
4
,
川又 協子
5
,
荒賀 直子
6
,
奥山 則子
7
,
佐伯 和子
8
,
平山 朝子
9
,
村田 昌子
10
,
平澤 敏子
11
1千葉大学看護学部
2神奈川県津久井保健福祉事務所
3神奈川県平塚保健福祉事務所
4茨城県保健福祉部子ども家庭課
5東京都健康局地域保健部地域保健担当
6順天堂大学医療看護学部
7東京慈恵会医科大学医学部看護学科
8北海道大学医学部保健学科
9岐阜県立看護大学
10茨城県保健福祉部子ども家庭課
11神奈川県茅ヶ崎保健福祉事務所
pp.394-401
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100091
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調査目的
保健師の基礎教育において,臨地実習は必須の教育形態である。近年保健師の基礎教育機関は,大学が主流となりつつあり1),保健師実習生の数は増加の一途をたどっている。その一方で保健師実習生の主たる臨地実習施設である保健所および市町村では,保健師の分散配置や業務分担制が進んでおり,活動体制は変化している2)。このように保健師の基礎教育および実習施設の体制が変化しているにもかかわらず,臨地実習指導のあり方について,教育機関と臨地実習施設の間で十分な議論がされないまま,今日に至っている。
本調査は,保健師学生に対する臨地実習指導の現状・課題を大学・実習施設それぞれの立場から明らかにし,保健師としての基礎の習得に有効な実習指導の実施に向けて,両者が協働して取り組むべき事項を見出すことを目的とした。
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